湿原と湿性植物
湿原とは湿気があって土地がじめじめとしたところですが成り立ちによって次の3つの形があります
1)陸化型湿原
2)沼沢型湿原
3)湧水涵養型湿原
以上の3タイプですが1)の陸化型は池や沼が長い年月で自然に堆積物により埋まってできた湿原で岡山県では細池湿原、蛇ヶ乢湿原等があります。2)の沼沢型は河川の後背地とか山の裾野の扇状地出水がわき出して湿地となったもので岡山県では鯉ヶ窪湿原、上斎原の森林公園とかがあります。3)の湧水涵養型は山の傾斜地で水がわき出して湿地となったもので例えば備前市での山火事の跡地で今まで大きな木が水分を吸っていたのが火事によって木が無くなることによって水がわき出して湿地となったところとか、貝殻山、鬼ノ城、鷲羽山周辺などにあります。
尾瀬沼は高層湿原と呼ばれるもので沼沢型がさらに発展して枯れた湿原の草が腐らずに泥炭化して中央がレンズ状に高くなったものです。
湿原の植物の特徴は小型のもので過湿、貧栄養なとちで生育。養分をほとんど使わず植物体を形成。菌類と共生。根は退化しているものが多い。養分は他の生物から得るものが多い(食虫植物が多い)。
代表的な湿原の植物はサギソウとかトキ草ですがどちらも自然で見つけることはだんだん難しくなっています。
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