6月19日ロスでスーパーを見学 |
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ロビー集合後、バスにて流通研修へ。 ロスは西海岸でいちばん治安の悪いところである。店によってくる客の層が決まっている。 また店の方も立地条件を考えてビバリーヒルズ等の金持ち地区ではミセスグーチのような完全なる高所得層を狙った店づくり、スパニッシュの多い地区ではティアギンスのようにメキシコ人を対象としてメキシカンの望む商品を販売している。 ジャイアンツ まず初めにラルフの最新型店ジャイアンツを見学。 83年頃より店を大型化してゆき、スーパーストアーかウエアハウス型となる。 ジャイアンツはウエアハウス型で面積は1800坪。 第一に価格主導型の店であり、他の店よりも常に低価格である。 他のストアーよりも幅広く豊富な品ぞろえ。 グローサリーだけでなくベーカリー、欧州風の鮮魚売り場、デリカ等ウエアハウス型でありながら生鮮にも非常に力をいれている。 売上の割合は食料品70%非食品30%である。 普段着での買い物客が多い。 ミセスグーチ 1970年代になると健康指向がより強まりスーパーの対応も健康指向に対応できる店づくりが始まる。この店はそう言った健康指向を目指す人々に対応すべく添加物をいっさい食品に加えてない自然食品を売り物のスーパーであるが日本でみられる薬局に近い店と違い、生鮮を主体とした自然食品のスーパーである。 したがってそこで販売されている食品は有機肥料で作られた叉無農薬で作られた野菜果物であり、ホルモン飼料を使わない赤身中心の肉、ヘルシーなシーフードを販売。 一週間に6万ドルの売上。陳列は必ず前進陳列、床掃除専門の人員を配置。現在6号店までありその最新店を見る。1978年創業 立地が最高級住宅地に近くターゲットを完全に高所得層に絞って成功している。 ティアンギス(エルモンテ) ボンズのヒスパニックスタイルの店 メキシコ人のためのメキシコ料理の店。 ボンズパビリオン(ゴールドインパーク) 楽しい買い物が出来る食品のデパート。中央に対面サービスのコーナーがあり魚、肉、チーズ等を販売。インストアーのベーカリーあり。 広くて客の通路は全然設定してない。入り口の所にヨーグルトショップがありチョコレートを試食。 ゲルソン 次にゲルソンセンチュリー店を見る。 ここも旧来の店を400万ドル掛けて大改装して、高所得層に的を絞り対面販売のデリ、シーフード、サラダの3コーナーを追加。 特に対面デリはレストランのシェフ級のコックを二人調理室に常時おいて調理しており、バックには6坪の調理室と2つの冷凍室11坪が完備している。 対面デリの成績は週に3万ドル、売上構成比は13%で従来の人気部門である肉、青果と並ぶようになった。 青果部門はロスの青果市場での買い付けは他のどの店よりも早く品質の良い物を選別買いしている。 レジ近くには50人近いボックスボーイがおり、買い物客の荷物を車まで運ぶ。 店内では常時4人の店員が箒とちりとりを持って清掃と床磨きをしている。 特にここはビバリーヒルズに近いこともあり、スター等高額所得層が多い。 アーバインランチファーマーズマーケット この店も高額所得層に的を絞った店づくり品ぞろえ。 1700坪のフロアの真ん中にダイニングエリアを設けその周囲に商品を並べその売り場で買った商品を真ん中のダイニングエリアで食べられる。 この店の商品の70%は腐りやすい食品、一般SMでは25〜30%であるからその値が如何に高いかが判る。 青果売り場がたいへん充実していてしかも高品質である。 栄養、食品の新鮮さに強く気を使う人々に徹底的にターゲットを絞り込んでいる。 特にサラダ、デリが最も充実している。 市内レストラン「ラ・フォンダ」にてメキシカンディナーショーの夕食を楽しむ。 |