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旅行中に思ったこと

1. チューリッヒ空港でのホテルは受付の第一印象が悪くおまけに部屋に入ってみるとテレビが写らないのでよく見てみるとアンテナのコードが抜いてあった。われわれが言葉がわからないからテレビが写らないようにしてあったわけではないと思うがとにかく気分が悪かった。その上にティッシュが所定のところにない、どこを探してもなかった。
 ここはそもそも空港でホテルバスの乗り場で待っていたときから悪い予感がしていた。というのもバスが時間通り来ないので近くのほかのホテルバスの運転手に”NHチューリッヒエアーホテル!”と聞くとちょうど真っ黒のワゴン車が入ってきてその別のホテルバスの運転手が指差して”NHチューリッヒエアーホテル!”と教えてくれるのでバスを 見るとホテルバスの看板が何もなくてこれでは教えてもらわないと全然わからないところであった。
 という様なことがあってのホテルの部屋の状態でますます印象が最悪となってきた。これでは明朝の食事は菓子パン一個でがいいところかと気分を悪くして寝に入ったが疲れていたのかそんなことはすぐ忘れてぐっすりと眠っていた。
 食事は朝6時からできるとホテルの案内書に書いてあったので6時半ころに行ってみると食事はバイキングで今までで一番の朝食でスイスは物価が高いだけにアメリカと違って食事は全然違って安物のホテルでも断然いい。
 食事が早くできたので近くの駅からローカル電車で行く予定であったがホテルバスで空港まで行って空港駅から直行でルツェルン迄いくことができた。悪いことばかりは続かないようである。
2.夕方、グリンデルワルドに着いてアパートのチェックインを済ませてその次にすることは食料品の買出しで観光案内所で少しだけ打ち合わせをしてその足で近くのスーパーCOOPに食料品の買出しをする。ジャガイモ、トマト、きゅうり、キャベツ、レタス、牛乳、チーズ、果物、ナッツ等を購入してレジへ並ぶ。ところがバナナ、りんごと トマトをレジ係りが持ってどこかへ行った。これらは後でわかったことであるが品物ごとに袋に入れて それらは買ったときに袋に入れて秤にかけて重さを量り値札のところについているコード番号を押すとバーコードつきの値段表が出てくるのでこれをそれぞれの商品に添付しなければならないのにわれわれはそれを知らなかったのでそのままレジへ持ち込んだものでレジ係りがその作業をわれわれに代わって黙って文句も言わずしてくれたものである。 そのときにはそういったことが判らずえらい手間がかかるなと勝手なことを思っていたものである。これは翌日に同じCOOPで買い物をしていて値札に番号のついているものと価格だけでコード番号のついてある値札があることに気づいて係員に聞いて判ったものでたとえばバナナであれば2本を買って計りに図ってバナナのコード番号1を押すと バーコードつきの値札が出てくるのでこれを買った商品につけておけばレジで簡単に計算ができるというものである。判らなければ聞けばいいようなものであるが初日はそういって余裕は全然なくてとにかくものを買うことに専念していたためにレジ係りに大変な迷惑をかけてしまった。
3.トリュメンバッハの滝を見に行ったときのこと。7月2日にラウターブルネンの先にあるトリュメンバッハの滝を見に行こうとラウターブルネンで列車を降り駅前でポストバスの停留所を探す。ミューレン行きのケーブルカーは目の前ですぐにわかったがポストバスの乗り場がわからない。うろうろ探すうちにケーブルカーの乗り場に並んで建っている建物の 前にどうやら黄色い看板が立っているのが判る。そばに行くと時刻表もありここに間違いないことがわかったが今度は料金がいくらかユングフラウパスでいけるのかがさっぱりわからない。そのうちバスが来るのでとにかく乗り込んでユングフラウパスを見せると”NO”というので仕方なく現金で払おうとすると何かカードがどうとか言っている様だ。フレキシーパスを見せると ”OK”でどうやら半額になるらしい。お次は”one way””round trip”と聞くのでこれはすぐにわかり”round trip”で往復を購入する。 ところがバスがトリュメンバッハの滝に着いて滝のほうへ言ってみるとわれわれの直前で入場がストップしているようだ。係員が説明をしているようだがわれわれには何のことかわからないが観光客は説明を聞いて次々にユーターンをして帰っていく。われわれの番が来てもわれわれは説明を聞いても何のことかわからないので黙ってユーターンをしてもと来た道を引き返し来たバスに乗って 帰るしかなかった。
4.ツェルマット滞在五日目にゴルナークラートヘ行ったときのこと帰りはリッフェルアルプまで下っていったが最後にここには登山鉄道駅からトロッコ列車で宿泊を送り迎えしているホテルがある
 われわれがここに着いたときにも偶然にリッフェアルプのほうへ行こうとすると向うからトロッコ列車が宿泊客を乗せてやってきてホテルの前を一周して宿泊客をおろしていた。これだけでもびっくりするようなことであるがリッフェルアルプの駅についてからもっとびっくりするようなことが待っていた。
 ちょうどわれわれがリッフェルアルプ駅に着いたときにのぼりの列車が着いて登山者が降りていたがその中にいかにも紳士淑女然とした子供をつれた3人連れが列車から降りるなりすいすいと改札のほうへ荷物も持たずに行ってしまう。そこへ急ぐようにトロッコ列車の運転手がやってきて登山電車に乗せてあった かの紳士淑女の荷物であろう十数個の荷物を降ろして運び始めた。その間列車は止まったままで列車から荷物を降ろすのを駅員も手伝って急いでおろしていたがかの紳士淑女は荷物の確認もせず先のトロッコ列車に乗ったままでやがて運転手が荷物を運び終えると三人連れだけを乗せてホテルのほうへといってしまった。
 目の前でのあっという間の出来事であったがここからは私の想像であるがどこぞの大富豪が先のホテルに一週間や二週間ではなくて数週間泊まる予定で来たところにちょうどめぐり合わせてその一部始終を見ることになったのではないかと思う。
5.最後の日にスイスエアーのフライトが4時間遅れるというメールをもらってとにかくチェックインをということでチェックインしたときスイスエアーの志で40スイスフランの昼食引換券をもらった。そこで折角の志を有効に活用ということでお昼をこれで頂こうと考えて普段は食べない30フランの寿司と枝豆、わかめの酢の物を奮発した。いずれも味はあまり期待してなかったが 寿司といいそれについていた刺身といいまた枝豆、わかめの酢の物いずれもなかなかの味で久しぶりの日本料理を味わうことが出来た。
 ところでこのときに思ったのがここで食事の最中に日本人観光客をほとんど見かけなかったことである。日本人が来てない事はなくて日本人の場合はこんなたびの出発点、もしくは旅の最終点でのんびりするということはなくてチューリッヒ空港に着くなりいきなり目的地に行ってしまったり、チューリッヒ空港にぎりぎりに来て日本に飛んで帰ってしまうというパターンが多いのではないかと思う。

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