9月29日(金)、鳥取県東伯郡三朝町の三徳山へ行ってきました。朝8時に車で出発、往きは高速を使って湯原インターまで行きここから国道313号、482号で津黒を経て三朝町の三徳山まで2時間半の行程でした。平日とはいえ投入堂修復が終わって間もないこともあってお参りする信者の方々も絶える間がなかった。
登山事務所で受付をすませて袈裟懸けをかけていよいよ出発です。最初のかづら坂は90度近い急斜面を木の根っこに掴まりながらの登りとなり前途多難を思わせたがここをすぎればくさり坂はすぐ側に巻き道があり楽に登ることができた。この上の岩場でコースを誤ると墜落の危険があるが真っ直ぐに上がれば難なく越すことができた。馬の背、牛の背は慎重に登れば危険なところではない。ここまでくれば投入堂へはあと少しで観音堂の先の岩場を回り込めば目の前に投入堂が見える。手前には工事の足場が若干残っていたが投入堂の方は完全に足場が取り外されていてその全容を見ることができた。
道程約700mで往復所要時間は1時間半という案内でしたがゆっくり登ったため往復に2時間半かかりました。
投入堂は三徳山山佛寺の奥の院で、国宝に指定されています。前面は断崖に向けての舞台造りで、近づく道すらない垂直な崖に浮かぶとも建つとも表現しがたい優美な姿をかもして建っています。
慶雲3年(706)、役の行者が法力で岩屋に投げ入れたといわれ、「投入堂」と人々は呼ぶようになったといわれています。 |