絶滅危惧種ⅠBのクマタカメスです。ホウジロを私が一生懸命撮影していると妻が尾根の上の枯れた木に大きな鳥がとまっているよと呼び寄せるので車のところに戻ってみると尾根の上の大きな枯れ木に
鳥らしきものがとまっているのが見えました。その同じ枯れ木の上の方の枝にはカラスらしき鳥もとまっています。何か雰囲気としては一触即発の雰囲気でただならぬ雰囲気が遠くで見ている私にも伝わってくるようです。
そのうちに大きな鳥が飛び立つと後を追うように小さい鳥も飛び立ち近くにいたもう一羽のこれははっきりとカラスとわかったものですが一緒に大きな鳥の後を追うように飛び立ち２羽で大きな鳥を追っかけているようでした。
大きな鳥は最初こそ羽ばたいていましたがそのうちに上昇気流の風をつかんだのか羽ばたきをやめて羽を広げて悠然と大空を滑るように滑空をはじめ、２羽のカラスは大きな鳥の前後を入り乱れて追っていく様を
撮影することができました。何もわかりませんでしたがその場の雰囲気から何か大変なものを撮影しているのではないかという感じはしておりました。後で詳しい人に聞きましたところこれが絶滅危惧種ⅠBのクマタカメスでしかも
カラスとの葛藤の様を撮影するという幸運に恵まれた瞬間でした。
平成２３年２月２０日、御津虎倉地区大野にて撮影。CANON EOS 7D SIGMA 500mm
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