アオバズクその一。後楽園にキビタキがきていると聞いていたので、日曜日であったがとにかく行ってみることにする。キビタキが何処にいるかも分からないので、何でもシロスズメがいるらしい桜林にいってみる。あまりお天気がよくなくて、おまけに桜の葉が茂ってきているので桜林にはいると薄暗い感じがする。特に変わった野鳥がいる様子もなく、さてどうしようかと思案。
アオバズクを撮影しようかと稲荷宮のところへ行って見るも、ここは元々ヤブの中なので見つけるのが難しい、ザーッと見た感じでは居そうにない。しかたがないので当てにせずに二色が岡に行ってみることにする。二色が岡は私は今年未だ一度も見てないし、知っている人にでも教えてもらわないと見つけるのはなかなか難しいと聞いていた。沢の池の南側の遊歩道をまっすぐに西へ行き
、延養亭の前で南へ行って突き当たりを西へ二色が岡の方に道をとる。かねて聞いていたとうり、およその見当をつけていくと、しきりにカラスの鳴き声がする。カラスの鳴き声がするということはアオバズクが居ないかもしれないとの考えが頭の中を過ぎったが、ままよと見当をつけたところに行ってみる。と、それは突然に起こった、カラスの鳴き声が一瞬やんだかと思うと、右手の方からカラス
よりは小さい鳥がタカのような素早さでカラスを追いかけて木の梢を越えてカラスを追いやった様が目の前で現実に起こったのである。小さな鳥はカラスを追いやると素早くもと来た方へ飛んでいくのを目の端で捉えてそちらの方をよく探してみると、なんとアオバズクがかなりの木の上の枝に”どうだ”とばかりにとまっているのを見つけることができた。あわててカメラを構えて、そう
あわてる必要もなかったのであるが、二色が岡のアオバズクを撮影することができた。
平成23年6月26日、後楽園園内にて撮影。CANON EOS 7D SIGMA 500mm
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