C型肝炎で入院しました。検査その二
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 2月22日に、当初は2月19日に受ける予定であった肝臓の生体検査がありました。これは肝臓の一部を実際に取り出して検査してみるというものでした。手術着に着替えてエコー室にストレッチャーで運ばれて痛み止めを注射すると意識ははっきりしているのですが全身がだるくなり痛みを全く感じなくなりました。
 まず最初は皮膚を消毒します、次は皮膚の部分麻酔注射をし、さらにその奥の麻酔注射をして後、大きく息を吸い込んで吐ききってそこで息を止めたまま、肝臓の組織を採る注射をさしこんで肝臓の組織は綺麗に採れましたとの先生の言葉で肝生検は終わりました。エコー室に入って出るまでにたったの5分という短い手術でした。この検査の結果は後日担当医からお知らせしますと言うことでした。

 先日の心電図の結果が出ましたがこれがまた波形に不審なところがあると言うことで心臓超音波検査を受けました。これは心電図を取りながらエコーで実際の心臓の動きを見ながらの検査でした。検査した先生の言によると粗動があると言うことでした。以前に現役で働いていたときに心房細動で検査入院をしたことがありますが粗動は初めてですと担当医に言いました。検査で緊張して何か息苦しい気がして検査が非常に長く感じたことも合わせて話しました。

 2月28日、肝生検の結果がやっと出まして慢性肝炎以外は悪いものはないということでペグインタ−フェロンの治療が決まりました。しかし随時血糖値が高いと言うことでインシュリンを注射しながらの治療となります。また心臓の方も粗動が激しいのでカテーテルで心拍を整える方法をとると言うことです。とにかくこれで2月6日に入院して検査々々でほぼ一ヶ月が経過しましたが治療の方向が本決まりとなり、やっとこれから本格的にペグインタ−フェロンの治療にはいることになり、その日にちも3月6日からと決まりまして、ほっとするやらまだまだ先が長いのかと案じたりです。とにかくペグインタ−フェロンの治療は初期段階で熱が出たり他にもいろいろと副作用が出て安定しないそうで、これから最低でも2週間は入院してペグインタ−フェロンの副作用が安定すると一応退院できますが、後は完治するまでは週1回のペグインタ−フェロンの注射を24回続けなければなりません。

 3月2日、午前7時の血液検査の結果、GPTは114で入院時530もあったことから比べると、毎日点滴をしているお陰でかなり改善されてきた。また、このところペグインターフェロンの注射の準備と言うことで血糖値を下げる薬を増やして飲んでいるので、朝7時の食前の随時血糖値も100を切っていて、以前と比べるとかなり改善されてきた。この状態であればペグインタ−フェロンの治療に入ってもインシュリンの注射は食前のみに限定して注射すればいいかもしれないとのことでした。今のところ心房粗動のカテーテルによる治療はペグインタ−フェロンの治療が心房粗動に悪影響を及ぼすものでないので見送る模様で一安心する。

 3月6日、担当医よりいよいよ明日より、ペグインタ−フェロンの皮下注射を週1回投与します、これを24回、約半年間続けますと申しわたされました。合わせて抗ウイルス薬であるリバビリンをペグインタ−フェロン療法期間中毎日、1日2回朝夕食後服用します。
 この時点で飲み薬は抗ウイルス薬であるリバビリン(朝食、夕食後の2回)以下、血糖値を下げる薬が2種類(朝食後1回と朝食、夕食後の2回)、不整脈の薬(朝食、昼食、夕食後の3回)、手足の血流を良くする薬(朝食、昼食、夕食後の3回)の5種類を飲んでいた。それがさらにペグインタ−フェロン療法の副作用が始まると夜寝る前の催眠剤、便秘に対する下剤、さらにこれらの薬から胃を守るために胃薬と3種類増えさらに発熱時の解熱剤、便秘時の座薬と全く薬漬けである。(これらのうち現在でも飲んでいるのは抗ウイルス薬であるリバビリン以下、血糖値を下げる薬が2種類、不整脈の薬、手足の血流を良くする薬、夜寝る前の催眠剤、胃薬の7種類であり、時にこれらにさらに下剤が加わる事になる)
 ペグインタ−フェロン療法は長期にわたるので、ペグインタ−フェロン療法が始まった当初から3〜4週間位は入院で治療されますが、以後は週一回の通院となります。なを、ペグインタ−フェロン療法の副作用には様々なものがあるそうですが、一番気になるものにはうつ病がありますが、ペグインタ−フェロン療法を専門的に行っている病院では特別問題にならないそうです。そのほかに発熱や倦怠感が初期にみられるそうですが、この時期入院しているので問題はありません。リバビリン併用による副作用は貧血があるそうですがこれも医師の指示通りであれば問題にならないそうです。
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