PC9821RXについて。
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 私がパソコンを始めた1988年頃ですが、最初に買った機種はNEC PC9821RXだったと思います。このころのパソコンは全てそうですがパソコンのスイッチを入れても今みたいにすぐ使用出来る状態で起動出来るわけではありません。まず付属のN88BASICのフロッピーを入れて、スイッチを入れますとBASICが起動しました、真っ黒の画面でMSDOSのプロンプトに似た状態のコマンド待ちで起動します。

 自分でBASICのプログラムを組んでゲームをしてみたり、あまり実用にはなりませんが家計簿のプログラムを打ち込んで使っていたりしました。このころはHDDはもちろんありませんで5インチのFDDがAとBに二つありました。保存は全てフロッピーディスクでした。

 MSDOSがでてからは確かバージョン3だったと思いますが、フロッピーベースで起動して使用していました。現在はあまり使用されなくなりましたがワープロソフトなるものが種類がいろいろ出ていました。一太郎もその一つですがこれを使うにはフロッピー3枚が必要で、まず一枚目にMSDOSを入れて一太郎の起動部分を1枚目と2枚目に入れます。3枚目はデータディスクでこれに作成した文書を保存します。まず一枚目と2枚目をAとBに入れて起動します。起動出来ますと3枚目を要求しますのでBのディスクをデータディスクと入れかえますと一太郎が使用出来るようになります。

 又このころは標準で日本語が使えるわけではありませんで、FEPといいましたが前処理で日本語が使えるようにMSDOSのシステムディスクにATOKとかVJEとかのFEPをインストールする必要がありました。又これらの設定をするためにconfig.sysとかautoexec.batをエディターというもので書き換えるなり、新たに作る必要がありました。このためのエディターとしては有名なものでVZエディターというものがあり、ずいぶん重宝したものです。

 その後40MのHDDが出たということで思わず購入しましたが、MSDOSバージョン3では動きませんでバージョン5を買ったのを覚えています。もちろんSCSI接続ではありませんで名前は忘れましたが拡張スロットにSCSIと同じような接続デバイスをインストールして使用しました。今でこそ40MのHDDなど使い物にもなりませんが、当時は760kbyteのフロッピーでソフトを動かしていた時代ですから40MのHDDは夢のような大きさでした。


 このHDDにメニューソフトを入れて今のwindowsのようにして使っていました。

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