浦島草の花です。この花は蛇が鎌首を持ち上げて獲物に襲いかかる寸前のような格好をしていますがなぜか浦島草と言うような優雅な名前が付いています。実はこれは仏炎苞と呼ばれるものでこの中に花が固まり(肉穂花序という)になってあるようです。なぜこれが浦島草といわれるかというと仏炎苞のなかにある花の上の肉穂から伸びているものが、これがいかにも昔、浦島が魚を釣り糸をたれている様に見える事からこの名前が付いたと言うことらしいです。ちょっと見はいかにもマムシが鎌首を持ちあげているように見える様を浦島の釣り糸に例える様は昔の人の想像力の逞しさには感心します。 |