デンバーは大平原の西のはしにあり、飛行機はデンバーを出発するとすぐにロッキー山脈の真上を飛び50分でイーグル空港着。イーグル空港はいかにも田舎の空港という感じでロッキー山脈のど真ん中の小型機だけが離発着できる空港です。
バゲージの受け取りもベルトコンベアーで出てくるだけで係員は誰もいないのです、もっともだれも他人のものを持っていくものはいませんが。
迎えにきてくれたのは今回お世話になる大森さん本人でもちろん日本語がぺらぺら(当たり前日本人ですから)で久しぶりに聞いた日本語でほっとする。
ホテルまでは車で40分位で到着、チェックインを済ませる。ロビーで明日の予定を打ち合わせをする。
明日はシャトルバスでライオンズヘッドへ行き、ここでスキーを借りる手続きをするとのこと。
ここベイルは標高が高い(ベースが2500mです)ので高山病には十分気をつけてくださいとの注意。
予防には水をしっかりと飲むこと、幸いここの水道水は冷たくておいしいのでコップで何杯もがぶ飲みする。それから走ったり階段を駆け上がったり急な動作をしないようにとのこと、これではスキーは全然できないように思うが、この疑問はぐっと飲み込んで明日からのスキーはとにかく事故の無いように慎重に無理をしないようにと自分に言い聞かせる。
ディナーは大森さん一押しのスイートバジルへ行くことにし見当をつけて歩いて行くが初めての町でしかも夜ときてだいたいの方角は間違いが無いようだがさっぱり見つからない。意を決して向こうから来る外人さん(違う我々が外人だ)に"Where
is sweetbasil?"もちろんその前にエクスキュズミーを忘れずに言う。
親切なアメリカ人でわざわざ近くまで案内してくれ、この向こうだと身振りで示してくれて探し当てることができた。もちろんサンキュウは忘れなかった。
予約はしてなかったが”no reservation”で分かってくれたのか身振りでこちらという仕草で後をついてテーブルまで行く。
ここからが又大変でメニューをこれこれと指さすだけ、なにが出てくるか心配したが、エントレにラムステーキが出てきたがこれが今回アメリカ旅行中一番おいしかった(ただし値段も最高)。
途中ウエーターが何か言ってきたが、分からないので”ノーサンキュー”といったら、えらく失望したような表情を見せて下がっていった。 これはまずいことを言ったと気がついた、どうもラムステーキの味を聴いてきたらしい。次回ウエーターがきたらどう言おうか、分からないながらも一生懸命考えた結論が”ベリーデリシャス”ラムステーキを指さしながら予行演習した通り言ったら、とたんにウエーターの顔が明るく輝いた。 何か言っていたが全然分からなくてもお互いの誤解が解けたことだけは分かった。
大変おいしく又、楽しく食事をする事ができたが勘定を見て少しだけ後悔した。
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