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アリゾナ・ニューメキシコ州を一周26日間ドライブ旅行の記録
 6月10日、今日はBloomfieldへ移動である。いつもの通り6時に起きてホテルのコンチネンタルブレックファーストを食べて(コンチネンタルブレックファーストといってもコーンに牛乳をぶっかけてスプーンですくって食べる。それにここにはなかったが果物、バナナかリンゴを食べる。それと菓子パンらしきものと、ここには今までなかった粉をといたものを焼き機で焼いて糖蜜をかけて食べる。)出かける。移動の日なのでスーツケース2ヶ、食料品を入れた発泡スチロールのボックス、着替えを入れたバック、リュック2ヶの大荷物を2階から運びおろす。

 ナビにBloomfieldをセットして出発。インターステート25号を一旦アルバカーキの方に戻り、Exit244で指示通り降りて国道550号をBloomfieldの方へ、北西に向かって車を走らせる。この国道550号は片側2車線のインターステートなみ規格で、非常に走りやすくできている。スピード制限は70マイルなので1時間で70マイルと簡単に計算できる。ただ立体交差になってないので町とか村がちかずいてくると、Reduce Speed Aheadでスピードを必ず落とす必要がある。Cubaを過ぎると道は登りとなり緩やかな丘を越える様な感じで大陸分水嶺を越えた。このあたりはロッキー山脈と違って平原状になっているところが多く、その平原が標高2000mの高さで、大陸分水嶺はその平原から200m位上がった丘の上という感じである。

 Nageeziには11時前に着くことができ、このままBloomfieldへ行っても早すぎるのでChaco Culture National Historical Parkへ行くことにする。Chaco Culture National Historical Parkへはこちらから行くと左折になるので左折が不安であったが大きな標識が事前に出ていて、左折車線も完備されていて簡単に曲がることが出来る。左折して、州道7900をしばらく行くと道は右へ曲がって州道7950となる。道は州道7950に入ってしばらくは舗装されているが、ここから先の公園までの15マイルほどは砂利のダート道となり結構時間がかかり、国道550から公園まで40分はかかる。特にダートの部分が結構長くスピードが出せないため(時速30マイル位で部分的には時速15マイルくらいのノロノロ運転)距離の割には時間がかかる。

 公園にはいると道は舗装されていて標識通りビジターセンターにたどり着く。ここでNational Park Passを見せると入園料は無料となり、車につける許可証をくれるので此を車のセンターのバックミラーに取り付ける。丁度昼となっていたのでビジターセンターの駐車場脇にあるピクニックエリアで持参の昼食をいただく。隣のベンチには大学生らしき一団がきてにぎやかに食事をしていた。Chaco Culture National Historical Parkはこの辺り一帯が平原状になっていて標高は2000mあり日中の日向に出ると太陽の光線がじりじりと照りつけるが木陰にはいると、乾燥しているのでさらりとして大変過ごしやすい。

 あすもここへ来る予定なので、道沿いの簡単に行けるところを選んで見ることにする。Hungo Pavi、Chetro Ketl、Pueblo Bonitoの三個所をそれぞれの駐車場に車を止めて(Chetro Ketl、Pueblo Bonitoは同じ駐車場から行ける)歩いていった。いずれの遺跡も立派なものでその規模は2年前にみたMesaVerdeとか、今回すでに見てきたGila、Pecosとかをはるかに凌ぐ大規模なもので、世界遺産に指定されているのが納得できる。特に今日見た三個所の中ではPueblo Bonitoが一番大きく復元写真が現場にあったがそれはまるで城塞の様な大きさでいかに繁栄を誇っていたかが推定される。

 Pecosは日干し煉瓦で作られていたため、集会所は外壁がほとんど残っていたが住居は基礎部分だけが残ってほとんど崩れてなくなっていた、ここは岩を煉瓦状に工作したもので壁を積み上げてあり壁の厚さも60cmとかなり頑丈に造られているため崩れているところもあるが、外壁がかなり残っているところもあり、造られた様を想像するのは十分である。

 明日は道沿いで残っているPueblo Del ArroyoとCasa Rinconada Communityをみて後は一番奥の駐車場からかなり長いTrailがあるので可能なだけ行ってみることにする。

 ところでホテルのチェックインも大分慣れてきて、要領良くなってきたのか今日あたりでやっとスマートに出来るようになった。最初は車のLicenseとか言っているのが何のことやら判らずとまどったが、レンタカーのキーに書いてあるのが判り、チェックインの時に車のキーを持っていれば、それを見せるだけで係員が車の登録ナンバーを控えてくれるようになった。今日のホテルは昨日までのサンタフェのホテルと違い、係員はスマートでこちらの気持ちもよく分かってくれるような気がしたし、また係員の英語も比較的わかりやすかったように思う。価格的には昨日まで3連泊したホテルとは一泊の料金はおなじ位であるが、係員の対応といい部屋の質といい昨日までのホテルとは全然違ってこちらの方がはるかに気持ちよい。
 

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