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アリゾナ・ニューメキシコ州を一周26日間ドライブ旅行の記録
 6月9日、今日はChimayo、Abiquiu、Taosへの日帰りです。ホテルは8時過ぎに出る。ナビの指示通り国道285号にのってPojaoqueから州道503号には入り、Chimayoには最短コースではいる。

 サントワリオ デ チマヨ教会へは丁度裏から入ることになった。広い駐車場に車を止めて裏道から表の方に回る。まだ9時過ぎで教会の表のドアーは閉ざされたままであったが、しばらくすると神父さんが見えてわざわざ我々に声をかけてくれて表のドアーを開けて、待っていた信者を中へ入れてくれる。勿論我々も信者の後に続いて入るが、ここは外は自由に撮影できるが教会の中は一切撮影禁止である。中にはいるとサントワリオ デ チマヨ教会の中はお世辞にも豪華とは言えない素朴な作りであるが、ここは奇跡の砂と言われてこの砂を悪いところにつけてさすると直ると言われていて、教会の中にはその証かどうか判らないが、松葉杖状のものが沢山置いてあり病気が快癒した証に置いていったものと思われる。

 我々も教会の扉が開く前に併設しているショップで砂を入れるためのプラスチックのケースを買い求めていたので、それにいっぱい神聖な砂を詰めて持ち帰った。

 ここからAbiquiuにナビをセットして国道84号を北へ向かう。Abiquiuに着いてもそれらしいものは見つからず、とにかくもう少し行ってみようと車を進めると、左へインフォメーションセンターとレストエリアの表示があり、国道84号を左折して入ってみる。標識通りインフォメーションセンターに入ってみると、ここはAbiquiuダムの管理事務所もかねているようで、日本から来たというと職員が親切にパンフレットを指し示して、ジョージアオキーフゆかりのGhostRanchの場所を教えてくれた。ここには近くにレストエリアがあり、ベンチもトイレもあるので、時間的に早かったがここで昼食とする。丁度ダムを見下ろす高台に駐車場があり、その傍らにレストエリアがあるので、ダムで造られた湖を見下ろしながらのランチでまことに気分が良かった。

 道は更にまだここから5マイルほど先に行ったところに入り口があるのでそこを入ると砂利道の先にGhostRanchはあった。ジョージアオキーフは我々日本人にはあまりなじみがないがアメリカ人には大変人気のある芸術家らしく我々が訪問したときも月曜日の平日でありながら観光客が次々と来ていた。ただここは通常は研修センターのようなもので普段はがらんとしていて若干のジョージアオキーフの資料があるだけであまり見るべきものはなく静かにジョージアオキーフの活躍を思い起こしながら昔をしのぶだけである。

 ここから更にTaosへの道をナビにセットして車を進める。道は州道68号に再び出て、しばらくは片道2車線の高速道路であるがその道も1車線となると、道はだんだんと登りになり、道を登り切ると突然に視界が広くなり、平原場のところに出る、前方に冬にはスキー場となる山が見え、その麓にTaosの町が見えてくる。町の入り口近くにサンフランシスコ デ アシスという教会があるとのことで、眼こらして車を進めるが判らずそのまま町中に入る。町中の道路沿いにビジターセンターを見つけて車を入れる。Taosの情報とサンフランシスコ デ アシスのことを聞いてみると、地図を示してTaosへの行き方とサンフランシスコ デ アシス教会の場所を地図に示して教えてくれた。

 さきにTaos puebloの方に教えてもらったとおりに行く、三叉路で道を右へとると、まもなく道はTaos puebloに突き当たるように行き止まりとなり、係員の誘導で公営の駐車場へ車を入れる。ビジターセンターで入場料と撮影の為のカメラの許可証の料金を支払い歩いて村に入る。アドービ様式の建物が建ち並んでいて、その一軒一軒には人が住んでいるということであるが、あまり生活の臭いがしない、というよりも全てが観光客相手のショップを開いて生計をたてているようだ。世界遺産に指定されしかもそこで実際に人々が生活しているということで期待していったこともあるかもしれないが、期待が大きすぎたのか何か期待はずれの感じがした。美味しいパンがあるということであったが、期待はずれの感じで確かに販売はしていたが買う気がしなかった。ジュエリーにしろお土産にしろその販売の仕方が素朴と言えば素朴なのかもしれない。一回り見学と撮影をして回ると結構時間がかかり足早に回ったつもりでも2時間以上はかかっていた。

 時間的にも3時半を回っていたので、ナビにサンタフェのトラベロッジをセットして早々にTaos puebloを後にする。町を出がけに、来るとき見みれなかったサンフランシスコ デ アシス教会を是非みようと眼をこらして注意して行くがまたも見逃して町を出てしまう。せっかくだからともう一度引き返して、今度見つからなかったらあきらめて帰るつもりで、もう一度行ってみる。今度は注意してみていたお陰か、サンフランシスコ デ アシス教会の看板を見つけることが出来、すぐに右折して駐車場にはいることが出来た。

 ところがなにやら様子がおかしいようである。クレーン車が教会の屋根の上に伸びていて、なにやら工事をしているみたいである。近くへ行って教会のまわりを一周してみるが、工事の人があちこちで教会の修理をしているようで念のために聞いてみるとやはり教会はクローズしているとのことである。

 ところで修理している工事人が何か話しかけてくるので、良く聞いてみると自分は海軍にいて横須賀に2年間いたので日本語がわずかに話せるというので、英語が僅かしか話せない日本人と日本語が僅かしか話せないアメリカ人が日本語と英語をチャンポンにした会話がしばらく続き、何か判ったようなさっぱり分からない会話で最後は納得してサンキュウ・グッバイで分かれた。

 サンタフェ近くまで帰って道ばたにウオルマートを見つけたので、ここの駐車場に車を入れ食料品の買い出しをして帰る。
 

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