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6月29日、ウトロから標津湿原、カリカリウス遺跡、野付半島、龍神崎、トドワラ、ナラワラ、北方原生花園、納沙布岬を経て根室まで
天気 霧時々霧雨
 ウトロをでて知床峠を越えると、ウトロ側はいい天気であったが、羅臼側は霧が深く、根室へ着くまで霧ないし、霧雨であった。 羅臼からは海岸沿いの国道335号を標津へ向けて車を進める。

 標津に入って注意していると、標津町ポー川史跡自然公園の標識があり、国道を右折して駐車場へ車を入れる。 ここは標津湿原と伊茶仁カリカリウス遺跡の複合公園です。

 標津湿原はまだ花の盛りには早いのか、一部の花しか咲いてない。 ワタスゲの綿帽子が一面に見られ、エゾイソツツジ・ヒメシャクナゲの花がわずかですが、咲きかけているのが確認できました。 そのほかにミズバショウ・ザゼンソウ・延齢草・モウセンゴケの株が確認できました。 ここはかなりの広さがありエゾイソツツジ・ヒメシャクナゲの株は相当あるように見えましたので、開花の時期に合わせて行けば花を楽しむことができそうです。

 この湿原の西側に小高い丘陵がありますがここにカリカリウス遺跡があります。 カリカリウス遺跡は3000〜1000年前にここに住み着いていた土着民が作った竪穴住居跡があります。 ここの住居跡は1500位あり当時は相当数の住民が住んでいたと思われます。 一部の竪穴住居跡を発掘して竪穴住居を復元して展示しています。 また発掘した際、出てきた石器については発掘資料館の方に展示してあります。 一部の竪穴しか発掘調査をしてないそうで今年も一部を発掘調査するそうです。 なにしろ全部で1500ありますので発掘はなかなかはかどらないそうです。

 どういうわけか分かりませんが、復元した竪穴住居の一軒のみですが、掘り下げた地面にひかり苔が自生していて外から見ることができ、蛍光色に光るひかり苔が確認できました。 羅臼のひかり苔ははっきり光るかどうか分かりませんでしたが、ここのひかり苔は生息数は少ないですが、蛍光色に光るのがはっきり確認できました。

 標津からは国道は335号から244号に変わります。 途中野付半島へ入り野付灯台の終点まで行ってみた。 終点は関係者以外の立ち入り禁止の立て札がでて一般車は通行止めでした。 この半島全体が原生花園で黄色のエゾカンゾウは半島全体で見ることができた。

 トドハラまで後戻って駐車場に車を入れ、トドハラまで1.5kmを歩いて行ってみる。 お天気があまり良くなく時々霧雨が降るというあいにくの天気でしたが思い切って行ってみる。 トドハラまでの間はエゾカンゾウ、はまなす、センダイハギが咲き乱れて歩いていても退屈しない。 このほかにクロユリもあるそうですが花の時期が違うのか確認できなかった。 1.5kmを歩いてトドハラの入り口に着くとここからは木の桟橋の遊歩道が一周1.2kmの距離で作られていますが時間がなかったので半分の回遊コースを歩いて帰る。 トドハラはエゾマツやトドマツの森が海水の浸食により立ち枯れて風化した白い木肌の巨木が乱立する奇観な風景です。

 さらに後戻ったところにナラワラがあります。 ナラワラはミズナラの木が海水に浸食され白く風化し、立ち枯れた状態になっています。 こちらは駐車場があるだけで説明書きも何もありません。 トドワラの方はネイチャーセンターがあり、食堂も併設されていて食堂は観光客で一杯でした。

 途中の道路でタンチョウ鶴を見かけました。 写真・ビデオの撮影をしましたが人間を意識して逃げる風はなく大事にされているのがわかりました。

 納沙布岬は全くの霧と言うより霧雨で灯台では霧笛を鳴らして航行中の船に注意を促していました。 記念撮影をして早々に岬を後にして根室のホテルにかえりました。

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