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7月1日、釧路山花オートキャンプ場から釧路湿原、丹頂鶴自然公園、忠類村ナウマン象記念館、襟裳岬を経て襟裳まで
天気 晴れ
 山花公園オ−とキャンプ場は6月にオープンということで、道内では一番遅いオープンのキャンプ場です。 コテージは10棟あり、6畳ほどのリビングと中2階に10畳くらいの寝室がありそれにシャワー室・トイレ・洗面所がありキッチンには食器以外のものはほとんどあり調理が簡単にできる。 外には8人ぐらいが腰掛けられるバーベキューができる台があり炭を用意すれば簡単にバーベキューができる。 ただ寝具はマットのみなので上にかける毛布は借りるか持参しなければならない。

 山花公園オートキャンプ場を出て釧路湿原ビジターセンターへゆく。 ビジターセンターの階段のところでなにか小さなものが動くのでよく見るとリスが我々を迎えに出てきてくれた。 餌をもらうのを期待したのか少しばかり相手をしてくれて何ももらえないと分かると林の中へ消えていった。

 ここの湿原は花の時期が終わり、次の花が咲くまでの花の端境期で、まことにつまらない時期に来てしまった。 ただのだだっ広い湿原で木道を強い日差しの中ただ黙々と歩いたのみでした。 ヒメカイウ(ミズバショウに似た白い花)・クロバナロウゲが咲いていたのが確認できました。

 釧路湿原展望台は観光客が多く観光バスも次から次へ入って来ていた。 3階の展望台から眺めはすばらしいもので釧路湿原が一望できる。 阿寒の山並みも見ることができた。

 釧路市丹頂鶴自然公園は一時絶滅しかけた丹頂鶴を保護繁殖するためにつくられ、自然の地形をそのまま生かしたもので現在では人工ふ化にも成功し10haほどの園内で20羽ほどが飼育されている。 今日は観光バスも少なく自家用車の観光客もまばらで静かであった。

 国道38号線を襟裳岬へ車を走らせて浦幌町で38号線にわかれ、国道336号線を行く。 途中、ナウマン象の記念館があるという標識があり右折して寄り道して行く。 標識に従って忠類村に入り国道236号にでて左折すると忠類道の駅があり、ナウマン象記念館はその側にある。

 ナウマン象記念館は昭和44年7月に農免道路工事中に歯の部分が偶然発見された。 これがナウマン象のものとわかり農免道路の工事を一時中断して、付近一帯を緊急発掘したところ全骨格の80%にあたる47個の化石が発掘されたものである。 これを記念して昭和63年に忠類ナウマン象記念館は建てられました。

 ここにはナウマン象の化石のほかに、同時に発掘された植物や昆虫化石も展示されています。 ナウマン象は氷河時代の寒冷な気候に適応し、約20万年から約2万年前まで日本列島や東アジア大陸に生息していたとされています。 日本では忠類村をはじめ瀬戸内海や日本海の海底、長野県の野尻湖などから発見されています。

 襟裳岬へ着いて、今晩泊まる旅館に行くと、まだ時間があるのでと襟裳岬の風の館の割引券をくれる。 風の館では沖合にラッコとアザラシがいると言うことで、望遠鏡で見せてくれるのですが、専門の係員の目で見ればそれと分かるのでしょうが、我々素人にはいくら望遠鏡でのぞいて見ても分かりませんでした。 ここではほかに風速20mの体験ができる部屋がありましたが時間が遅かったので体験できませんでした。

 岬の突端の展望台からの眺めはまことにすばらしいものでした。 昨日とはうって変わって非常によい天気で太平洋の大海原が目の前に広がって雄大そのものでした。 7月というのに風はひんやりとして長袖のシャツを着ていましたが寒く感じられました。 日没の夕日を見たかったのですが、まだ1時間もあるのであきらめて旅館へ帰りました。

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