もとへ戻る 11月21日その二へ トップページへ |
犬島、犬島アートプロジェクト |
11月21日その一 |
ベネッセハウスで朝食を済ませて宮ノ浦港まで移動し、車は町営駐車場に入れる。 犬島行き、四国汽船の直島・犬島アートシャトル便の乗り場は駐車場のすぐそばにある。 すでに直島・犬島アートシャトル便は出発の準備ができていて乗客が乗り込んでいた。 ここでの乗客はすべて犬島アートプロジェクトのツアー客である。 チケットは乗り場で係員が発売してくれて、我々が乗船して程なく出発する。 宮ノ浦港を出ると直島・犬島アートシャトル便は北へ向かい玉野沖から東へと向かい児島半島を左手に見て犬島へと向かう。 児島湾の出口が左手に見えてくると程なく前方に犬島が迫ってくるのが見える。 犬島までは40分ほどで到着する。 港のすぐ目の前に犬島アートプロジェクトの建物があり、チケットセンターはこの中にある。 ここでの見学はすべて係員の同行するツアー形式となっていて、ツアーの前に事前の説明があり、施設内での写真撮影、ビデオ、模写は一切できないとかその他の注意事項の説明がある。 精錬所の入り口まで係員の誘導で移動し、ここからは撮影禁止と言うことでここで最後の撮影をしてカメラはバッグにしまい施設の中に入る。 最初はアースギャラリーで合わせ鏡を組み合わせて何カ所か角を曲がっていくのだが、後ろを振り返ると最初に見えていた太陽の画像がいつまでも見えているというもので不思議な気持ちであった。 次はエネジーホールで三島由紀夫の昔すんでいた家の建具を空中に展示しているもので周りをぐるっと見てまわることができるようになったいる。 そのつぎも合わせ鏡を利用して赤い文字を両側にずっと奥くまで見せる様は幻想的な雰囲気に取り込まれるようであった。 その次は天井がガラス張りとなった明るい部屋で三島由紀夫の檄文の文字をくりぬいて部屋にぶら下げいるものでこれらはいずれも柳幸典氏の作品である。 建物全体は建築家三分一博志氏の設計で施設内は自然光を利用して必要最小限の灯りしか点けていない、また冷暖房については夏には地下の冷たい空気を、冬には温室風に作った部屋の暖気をそれぞれ利用し送風は精錬所に元々あった巨大な煙突の上昇気流を利用しているとのことであった。 施設内で出た排水についても樹木の根による浄化作用を利用して綺麗な水にし環境に配慮した造りとなっている。 ツアーの後半は屋外となり旧精錬所の近代化産業遺産については撮影が可能となり、沢山の煙突とか溶鉱炉の跡とか発電所跡とかは撮影することができた。 ツアーの全行程は1時間ほどで終わり、チケットセンターに併設されている食堂で地元特産の具沢山のお寿司を食べて、昼過ぎの直島・犬島アートシャトル便に乗船、直島まで引き返す。 |