もとへ戻る 6月3日へ トップページへ
アリゾナ・ニューメキシコ州を一周26日間ドライブ旅行の記録
 6月2日、今日はSilverCityからCarlsbadまで313マイルの移動。いつもの様にHolidayInnのコンチネンタルブレックファーストを7時頃に食べる。ここのコンチネンタルブレックファーストはDaysInnと比べてホテルが良い分、朝食もカリカリベーコンとかハンバーグ、果物がバナナが付いていたりでパンかコーン、ジュースのみとは違う。ベーコンもハンバーグもなかなか美味しくまだ今のところ米の飯が恋しくなることはない。

 食事を済ませてバッゲッジキャリーで自分で荷物を車まで運ぶ。チェックアウトはExpressで済んでいるので後はキーを返すだけである。

 国道180号をDemingまで向かう、この道は全くアメリカ的な道で40マイルほどが一直線の道で片側一車線の道を70マイルでぶっ飛ばす。といっても対向車も追い越す車もほとんどなく時速70マイルで走っていてものんびりと運転することが出来た。途中、ButterFieldというRestAreaがあるので、ちょっと休憩には早かったがRestRoomによる。Demingからはインターステート10号で東へ向かう。ここはスピード制限75マイルである、トラックは70マイルで走っているが乗用車とか小型トラックは80マイルかあるいはそれ以上で走っている、というのも私はアメリカ初心者なので75から80までのスピードにオートクルージングを設定しているが、その私の車に彼らの車がいつの間にやら追いついてきてあっという間に追い越していくことからの推定である。

 道は一部テキサスに入りまた再びニューメキシコに再度入ってCarlsbadへと向かうが、テキサスに入ったところでWelcomセンターがあったのでここへ休憩を兼ねてはいる。テキサスの情報はほとんど必要なかったが、美人の係員がニコッと笑って資料を差し出してくれたのでサンキュウとありがたく受け取る。ここは綺麗に整備されていてトイレは勿論あるし、ピクニックエリヤにあるようなものをもっと上等にしたコンクリート製の屋根付きベンチがあり、昼には少し早かったがこの先の様子が分からないので持参したお昼をここで食べる。

 食後はナビ通りのインターステート6番の出口で降りるのを止めて、インターステート10号はELPASOの町中を走っているのでここを通り抜けて34番の出口から降りて州道375号を北上することにする。やがてインターステートはELPASOに近づくと車線が片側2車線から4車線となり、車の数も圧倒的に多くなる。一番安全な右から2番目か3番目の車線を車の流れに任せてひたすら34番のExitを目指して走る。30番頃から一番右に寄っていたら33番のExitをおりてしまったが、幸いここのインターステート10号には側道がずっと続いてあり、多少早めに降りても次の出口まで側道をそのまま走れば簡単にいくことが出来る。ところがナビが州道375号に右折で誘導するのでおかしいと思ったがナビを信頼して車を進めて判り、車は側道を右折してぐるりと一周するように進んで州道375号の右側から北上するように入っていって納得した。この州道375号は名前は州道であるがインターステートと変わらず全ての道と立体交差でスピード制限は75マイルである。

 次のCarlsbadへの州道180号への降り口はあっという間で、降りて信号を右折すれば州道180号へ簡単に乗ることが出来た。ここでガソリンが半分ほどになっていたので、スタンドを探して給油機が一台しかないところで不安であったが、これから先はもうなさそうなので仕方なくここでガソリンを入れる。30ドルを握って店の中に入り”プラスガソリンを30ドル”といって外に出て自分で給油しようとすると店主が出てきて”ノーノー”と言いながらこちらへ来る、最初何のことか判らなかったが、どうやらここはアメリカで普通にあるセルフスタンドではなくて、店主自らガソリンを入れるスタイルであった。給油が終わりレシートを要求すると30ドルの金額が打っているがガロンの記入がなかった。

 この州道180号は地図では多少曲がっているが実際は80マイルほどが一直線で、スピード制限も75マイルとインターステートなみで最初は怖かったが、片側1車線の道とは言っても多少広く造ってあり、しかもその外側にも舗装した場所があり、なれてくると全然平気で走ることが出来た。しかしここでもアメリカンは75マイルで走っている私の車に追いついてきて追い越してあっという間に遠ざかっていくのには唖然とする他はなかった。

 ELPASOから東へ30マイルほどのところで、軍による検問があり、IDのチェックでパスポートを見せると納得しているようであった。次の質問ではどこへ行くかを聞いているようなので”Carlsbad”という、次に何か言っているようなので”threeDays”と応えるとどうも違ったようでまた何か聞いてくる、どこから来たのかを聞いているようだが最初に”From Japan sightseen”といっているのでおかしいと思ったが、ハタと気づいて今日出てきたところかと”SilverCity”と応えると取り上げられていたパスポートを返してくれて、やっと”go”サインが出てホッとした。ここでは不審者のチェックと言うことでIDの提示は求めても、一番肝心と思われる免許証の提示を求めなかったのは不思議である。

 私の車を追い越していった何台かの車の中に、若い女性が片手運転で片手にジュースを飲みながら追い越していったのにはさすがアメリカと感心するやらあきれるやらであった。その女性の車とは別の車ではあるが私の車を追い抜いていった車がパトカーに止められていた。やはりスピードの出そうなところは警戒した方が良さそうだ。今回は自動車積載用のビデオカメラを積んで撮影しながらであったが、丁度ビデオカメラの4Gのメモリーがいっぱいとなったので道ばたに止めてメモリーを交換していると、件のパトカーがよってきて声をかけてくるので、いつもの調子で”From Japan Sightseen”と言っても、なお不審そうなのでビデオカメラとメモリーを見せて”Memory Change”というと納得したのか去っていった。別に免許証の提示を求めるでもなかった。

 平原から道は山の中に入って道はぐんぐん高度を上げてGuadalupe Passを越す。ここでGuadalupe国定公園の方へ左折して入ってみる。道はビジターセンターまでで、ビジターセンターで案内をもらってそれを見ると沢山のTrailがあり、ここも一日かけてきても十分見るところがあるように思う。再び州道180号に出てCarlsbadへと急ぐ、途中道路を2車線から4車線に広げる工事をしていて工事の砂煙で前が見えなくなるときもあり一瞬肝を冷やす一幕もあった。

 DaysInnには4時前に付く。ところでここCarlsbadはまことに暑いところで日陰に入ってもムシッとする暑さで、買い物に行きたかったが冷房を効かせた部屋の中で明日の準備をして早々に寝ることにした。
 

もとへ戻る 6月3日へ トップページへ