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アリゾナ・ニューメキシコ州を一周26日間ドライブ旅行の記録
 6月3日、今日はカールスバッドの鍾乳洞を見に行く。昨日、来た道をWhitesCityまで行き、ここから右へ公園への道を入る予定で、ナビに行き先を打ち込んでホテルを出る。ところがナビが右折の指示を出すのが遅すぎたのか、私が聞き逃したのか右折個所を通り過ぎてしまい、ナビがユーターンを指示してはじめて行きすぎたのが判り、ユーターンして少し後戻り公園の道に入る。

 公園の事務所はただいま改装中で、駐車場のわきにチケットの売り場とか食堂、お土産やが各コンテナーに個別に入っている。その中のTicketと書いてあるところに入り、インターネットで買ったチケットのコンファメーションを出しチケットを受け取る。ところがここでも一寸した行き違いがあった、私としては時間も早いことだし午後3時のツアーを早めにしてもらえないかと、Changeを申し出ると、どうも何時のツアーにしますかと行っているらしいが、事前に何時のツアーがあるか調べてなかったこともあり、ここでもたもたしていると予定の午後3時のツアーチケットが発券されてしまった。

 切符をもらってからフト掲示板を見るとキングス・パレス・ツアーの予定時間が毎時に予定されていてそのどれもが空きがあるみたいである。今更言うのも面倒なので此は此で予定通りであきらめる。国立公園の係の職員がテレビのリモコンを大きくしたようなものを持ってさかんに何か言っているのを見て、突然に日本語の案内があるのを何かで読んでいたのを思い出し、それかもしれないとその係員に”ジャパニーズツアーガイド”というとそのリモコンを大きくしたようなものを操作して聞いてみろと差し出すので聞いてみるとなんと此がその日本語の案内であった。

 そうこうしていると係員はどこかへ電話して代われと私に電話を差し出してくる。私は何のことかさっぱり分からず電話に出ておそるおそる”ハロー”というと電話の向こうでなんと日本語が聞こえて来るではありませんか。ここでハタと気が付いて此は私が今度のドライブ旅行の計画を立てるについて、カールスバッドの梶木さんという日本人と何度かメールの交換をしていたが、まさにその梶木さんが電話の向こうに出ていたのである。まずメールのやりとりを中途半端にしたことをわびると、梶木さんはそんなことは意に介せずこれから2分でそちらに行くから待っていてくれと電話を切る。

 本当に2分で梶木さんは現れてカールスバッドの洞窟の説明やら日本語の案内の説明やらをしてくれてお陰でよく分かった。この日本語の案内は一ヶ3ドルで借りることが出来、要所要所に番号が出ていて、その番号を入力するとそこでの詳しい説明を日本語で聞くことが出来る。

 ビッグルームの入園チケットも購入しナチュラルエントランスから地下へと入っていく。しばらくは道は急な折り返しの道であるが道幅もあり舗装もされていて快適に降っていく。道が水平になってしばらく行くとトイレとか食事が出来る休憩所があり、ここへはエレベーターで一気に降りることもできる。ここで時間的には少し早かったがお昼を食べることにする。

 昼からはビッグルームを見て回る。日本の鍾乳洞を想像していたがその広さには全く圧倒される。写真撮影、ビデオ撮影に大忙しで夢中になって撮影しているとキングス・パレス・ツアーの時間が迫っているので休憩場所のツアーの集合場所に帰る。全部で60人くらいの大人数で英語の説明では何を聞いてもさっぱり分からず一番後ろからついていく。止まって説明をしてくれるが相変わらずサッパリ判らず撮影に精を出していたが此がとんでもない間違いで3個所目かの説明のところで一番後ろで立って説明を聞いていると突然に座れと言っているらしい、状況が判らずとにかく座ると突然に明かりを消すと洞窟の中は全くの真の闇となり、鼻をつままれても判らないとはこのことで貴重な真の闇を経験する。ここで私はとんでもない間違いをする、なにを思ったのかビデオのスイッチを入れ皆さんのブーイングを浴びることとなった、すぐにスイッチを消したが此は言葉が分からなくても常識のことで全く恥ずかしい思いをする。

 キングス・パレス・ツアーが終わると歩いて上がるのは疲れるのでエレベーターで700フィートを一気に上がる。帰りは是非寄ってくれといっていたのでまた梶木さんのところへ寄ってみる。お礼だけを言うつもりであったがカールスバッドの手提げ袋に此もまたカールスバッドの写真集とかDVDをお土産にいただいてまことにいたれりつくせりで恐縮することしきりであった。今日は疲れたのでホテルへ一目散に帰り早めの食事を残り物で済ませる。買い物は明日行くことにして早めに休む。
 

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