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ユタ・ワイオミング・サウスダコタ・コロラド州を一周30日間ドライブ旅行の記録
 6月8日、昨日は満天の星で今朝は非常に冷え込んで車に付いていた水滴が朝には氷となっていた。今日はキャニオンエリアへ行くことにしてナビをセットして出かける。
 MadisonでWest Entransへの道と分かれてそのまま北上するとしばらくして道路工事のため片側交互通行となり20分近く待たされる。北からの車がひとしきり過ぎてやっと南からの車が北上できるようになり工事中の道路を一団となって進む。北からの車も長い列となって神妙に左側の車線に止まって待っている。その側を北行きの一団の車が通りすぎる。やがてNorisの分岐となりここを東へと道をとりCanyonへと向かう。
 Canyon Villageに着いて案内書ではそのまま真っ直ぐに行けば一方通行の道に行けるとなっていたが行けるのはCanyon Villageまででそこから先は進入禁止となっているので又引き返し元の道へ出て南へ行く道へ左折する。これは後でイエローストーン国立公園のエントランスで貰ったガイドを見てみるとちゃんと南からの一方通行となっている。案内書をよく見なかった私が悪い。
 南からノースリムドライブに入りルックアウトポイント駐車場へ車を止めてレッドロックポイントまで降りることにして、ここは往復45分ということで覚悟して行ってみると降りの道はクローズで一切降りることが出来なかった。ルックアウトポイントの展望台から写真撮影する。やや遠いもののローアー滝の迫力は凄いもので昨日の雨で水かさが増したイエローストーンリバーは轟音をあげて落ちる様はとても水とは思えないような大迫力であった。ここは朝の内であれば滝壺に落ちた水が水蒸気となり吹き上がるので虹が見えるとのことであったが残念ながら虹は見ることは出来なかったがローアー滝のもの凄さには感動した。
 次はインスピレーションポイントへ行ってみるがここは先ほどのルックアウトポイントで見るローアー滝の迫力には比べるべくもなく感動が薄くなるのは致し方なかった。ここで一旦ビレッジまで戻りキャニオンンビレッジのカフェテラスでコーヒーを飲んでトイレ休憩を兼ねる。再びノースリムドライブに戻りブリンクオブローアーホールの駐車場に車を止めてローアー滝まで降ってみる。
 ローアー滝への降りはジグザクの降り道でそう急ではないが結構降りがありあまり無理をせずゆっくりと降る。アメリカンはスイスイと降り中には走って降っているものもありその元気さに感心する。漸く下が見えてきて一安心する。ここは先ほどのルックアウトポイントから見たローアー滝の落ち口でここから水が轟音をあげて流れ落ちていくのが直ぐ目の前で見ることが出来た。展望台には鉄柵が設えてあるがそれに寄りかかるのが憚られる位の迫力で実際に見ていてもどう表現して良いか語彙の少ない表現力の乏しいものとしてはまさに筆舌つくし難くただただ感動するのみである。その次は先ほど見損なっていたグランドビューポイントへ寄ってみる。ここはインスピレーションポイントよりはローアー滝に近い分迫力はあった。
 サウスリムドライブの方へまわりアンクルトムトレイル駐車場へ車を止めこれを降ってみる。どの位かかるのか不安であったので降り掛けて直ぐに上がってきた人の良さそうな青年を掴まえて聞いてみると”ベーリーハードバットべーリーナイス べーリービューティフル”の言葉に励まされて降る決心が付いた。道は途中から急な階段となりゆっくりと降れば不安はないが慌てて降ると事故となりそうな怖いところがある。途中写真を撮りながら景色を眺めながらゆっくりと降りる。登ってくる人が途中のベンチに腰を下ろして休んでいるのを見ると登りが不安であったがここまで来て引き替えしもならず意を決してそのまま降る。一番下の展望台は狭くその上記念撮影の人たちでごった返し記念写真を数枚取り早々にここを後にする。登りは上を見ずに階段だけを見つめてただひたすら黙々と上がる。頑張って上がれば時間で上がれるもので登りは20分は掛かっていないと思う。ブリンクオブローアートレイルが20分掛かっていたのでそちらよりは時間は短かいような気がした。
 最後はアーティストポイントでここは駐車場からほんの5分程度しかも上り下りのない道で楽勝であった。随所にローアー滝を見るポイントがありどれをとっても写真になりなかなか前へ進まないほどで肝心の展望台に着く頃は印象が薄れてしまうほどであった。
 ここで4時を過ぎていたのでこの先タワーフォールズへ行く予定にしていたがここキャニオンで一日がつぶれることとなったが実に充実した一日でただドライブロードを周遊するだけではなくてほとんどを下の展望台まで降りて大変であったがその労は報いられたと思う。ただ残念なのはルックアウトポイントからローアー滝がみれる展望台へのトレイルが閉鎖となっていていけなかったのが心残りであった。しかしブリンクオブローアーホールとアンクルトムトレイルからのローアー滝ではどちらも虹を見ることが出来、写真にも収めることが出来大満足であった。
 

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