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ユタ・ワイオミング・サウスダコタ・コロラド州を一周30日間ドライブ旅行の記録 |
6月10日、今日は最終日なのであまり無理をせず朝一で洗濯をしてそれから出かけることにする。ところがこの洗濯で一波乱あった。 洗濯はオールドフェイスフルスノーロッジの2階にあるランドリーでできる。私たちが行ったときには誰もいなかったが4つある洗濯機の内一つが使用中で後3つは空いていた。そのうちの2つを使用して洗濯しようと洗濯物を入れて洗剤はと見ると見事に持ってくるのを忘れていた。そこで自販機で洗剤を購入しようとコーターを6枚入れてコインを挿入しても洗剤が落ちてこない。仕方がないので妻が洗剤を部屋まで取りに帰った。そこへ洗濯物を大きな袋に一杯入れて叔母さんが入ってきた。私がすでに洗濯物を入れていても洗濯機を動かしてないのでどうしたのかと聞いた様であるので洗剤をそこの自販機で買おうとしたがコインを入れても洗剤が出てこないと拙い英語で言うと自分も同じことをして洗剤が出てこなかったのでその場は納得した。 ところが問題はこれからでその隣の自販機でそのおばさんがコインを入れると洗剤が出てきてそのおばさんは洗濯を始めるが何しろ大きな袋一杯に持ってきているので空いた洗濯機一台ではとうてい足りない。そこで私の洗濯機に目をつけてすでに洗濯物と洗剤の入った状態の私の洗濯物を出して一台を開けろと要求してきた。実は留守番役の私は洗剤を買う位の金しか持っていなかったので洗剤は買っても洗濯をするコーター12枚の持ち合わせがなかった。金がないとは言えないので妻がまもなく帰ってくるのでもうちょっと間ってほしいと行っても聞かず、果てはランドリーの部屋の張り紙の前に連れて行って洗濯をしないならば開けるのが礼儀だと行っているらしい。仕方がないので私が一台の洗濯機から洗剤の掛かった洗濯物を出していると漸く妻が帰って来て納得したのか何も言わなくなり、もう一度洗濯物を入れ直して、2台とも洗濯を始めることが出来た。そんなハプニングがあったが無事に洗濯をすることが出来た。 出だしは遅かったが時計は10時になっていたと思うが出かけることにする。最初は直ぐ近くのブラックサンドベイスンでここは狭い範囲であるが蒸気やら温泉やらが勢いよく飛び出してなかなか良かった。 次はビスカットベイスンはクローズで入ることは出来なかったのでその次のミッドウエイガイザーベイスンに行ってみる。ここは大勢の観光客で駐車場もほとんど満杯に近かったが何とか空きを見つけて車を駐車することが出来た。ところがここのレストルームは一つしかなく行列で私たちも時間は覚悟の上で並んで待って用を足した。我慢できる内に並んででも用を足しておかないといざという時に間に合わなくなるおそれがある。 ここは大きなエメラルド色の温泉が二つあるだけであるがそのどちらも綺麗な青色でなかなか見応えのあるものであった。ただ湯気が舞い上がり風の方向によってはせっかくの綺麗な温泉がまったく見えなくなるので風向きを狙って撮影に苦労した。しかしながらもう一つの上の方にある同じエメラルド色の温泉は湯気が思いっきり上がっているのに加えてその大きさはベースボールが出来るくらいの広さでとても全体を撮影することはヘリコプターででもない限り不可能である。 ここで昼過ぎとなったのでこの先のピクニックエリアで昼を食べることにする。このピクニックエリアは木立の中にありなかなか感じの良いところであった。私たちはいつもの通り車の中で昼食を食べたが大方のアメリカンは外のベンチで食事をしていたが途中から雨が降り出し車の中ででも食事をするのかなと見ていると一斉に食事を片づけて車に乗って出発してしまった。誰もいなくなったピクニックエリアで私たちだけが車の中で最後まで食事をした。ここはレストルームが一つだけであるがちゃんとあり先ほどの処と違って全然渋滞なしで用を足すことが出来た。 その次はファイアーホールレイクドライブへ入ってみる。ここは北向きの一方通行で道の両側に次々と温泉が現れて短い距離ではあったがなかなか充実した処であった。ここは駆け足で済ませて一昨日に行ったキャニオンへ行き8の字型のパークロードの残りの部分を走ってみることにする。 キャニオンから南へ道をとるとヘイデンバレーの平原となる。ここも野生動物が良く出てくるところだそうで道の両側には撮影のためか観察のためか車が止まっている、厚かましいのは道の真ん中で止まって動かない車があったりするがそれでもアメリカンは警笛を鳴らすでもなく前が動くまでジッと待っている。私たちは早くオールドフェイスフルに帰りたいがいらいらしてもしょうがないのでじっと待つしかない。ヘイデンバレーを過ぎてレイクに近づくと車の数がぐっと減って流れが良くなり後はウエストサンボで右折すればオールドフェイスフルまでスムースに帰れた。 今日はノリスの手前とノリスからキャニオンまでの間でバッファローが道の真ん中を占拠して車道を悠々と歩くので車の渋滞が起きていたがこういったときもアメリカンは警笛を鳴らさずただジッとバッファローが道を譲ってくれるのを待っている。ノリスからキャニオンまでの間でバッファローが道の真ん中を占拠したときには丁度私の車が先頭で心臓がどきどきしたがバッファローが道を譲ってくれるまでじっと待ってバッファローのペースでバッファローの歩みに任せてゆっくりと車を進めるしかなかった。 |