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ユタ・ワイオミング・サウスダコタ・コロラド州を一周30日間ドライブ旅行の記録
 6月23日、今日はコダクロームベイスン州立公園にいく。昨日にボルダーからトーレーまで通った道を今朝はトーレーから州道12号を南下する。峠まではずっと登りで2800m近くの峠を越えて少し降ると平原状の処をボルダーまでいく。ボルダーから先は景色ががらっと変わり今まで木や草原が多かった風景がこの先は岩肌が多くなり荒れ地の様相を呈してくる。しばらくやせ尾根状の処を行くがこの時は両側が切り立った壁となり運転は極度に緊張する。ここを過ぎるとへアーピンの多い登りとなり登り切るとエスカランテまでは降りとなる。この途中にKIVAというカフェがあり4年前にここを通ったときにコーヒーを飲んだことを思い出し帰りは是非寄ろうと決める。
 エスカランテからキヤノンビルまでは又一つ峠越えがありエスカランテからは若干の登りがあるだけでキヤノンビルまではほとんどが降りとなる。キヤノンビルで州道12号に分かれて左折すると制限速度は一気に低く35マイルとなる。暫く走って舗装が無くなる手前を左折するとコダクロームベイスン州立公園である。公園入口で入園料$6を支払って中にはいる。景色は今までと違って小さくまとまっているが案内にあった様に岩壁がカラフルな色に彩られているとのことであったが私の目には赤、白、灰色の三色くらいしか認識できなかった。チムニーロックは巨大な岩頭であたりの岩壁も小さくまとまってお城の様に見えたりでなかなか綺麗である。
 シェクスピアアーチの方へ行ってみるが駐車場で車を出ると昨日におそわれて閉口した小さなアブにまた顔やら首筋、手ととにかく皮膚が出ているところに襲いかかって来る。その上天気で太陽はじりじりと頭上から容赦なく熱い光線を浴びせかけてくるので僅か800mを歩く気がしない。妻と相談の上ここはパスをすることにする。車で来ていたアメリカンは皆さん元気で車から降りて躊躇無くトレイルをシェクスピアアーチの方へ歩いていった。その元気さにはただただ感心するばかりである、それも若者だけではなくて結構な年寄りも関係なく次々と歩いていったのには私たちとは体力が全然違う様に思う。キャンプ場の方までいってみるがその他にはあまり見るものがない様に思い早々にここを引き上げることにする。最後にビジターセンターによってここからコットンウッドキャニオン道路を南下して行くことが出来るグロスベナーアーチについて聞いてみる。
 グロスベナーアーチはコダクロームベイスン州立公園から未舗装路のコットンウッドキャニオン道路を9マイルほど南下して分かれ道を左にとって行くと1マイルほどでグロスベナーアーチに到着する。といえば簡単そうであるが実際聞いたのはここから6マイル程ですと聞いて気軽に出て行ったが道路事情が格段に悪くビジターセンターのレンジャーが私がノーマルビークルと言ったからかべーリースローと盛んに言っていたのを後になって思い出した。その上6マイル行っても何もなく向こうから来る車をつかまえて聞いてみると後2,3マイルということでこの3マイルは実につらかったが何とかたどり着こうと必死の思いでがたがた道をゆっくりゆっくりと心の中でつぶやきながら車を進めていった。ようやく分かれ道にたどり着くとあと1マイルと出ていてそれからは直ぐであった。
 駐車場には数台の車が止まっていてアメリカンはわざわざ日向のベンチに腰掛けてお昼を食べていた。私たちはとても日向では食べる気にならず車の中でドアを開けて持参のものでお昼を済ませた。アメリカンはお昼を食べてどうするのかと見ていると何の躊躇もなくグロスベナーアーチの麓まで200m程であるが日陰のないカンカン日照りの中を歩いていった。私たちはとても歩くきになれず駐車場から写真撮影をして来た道を戻る。ノーマルビークルではやはり無理なのかスロースローで走っている傍を4輪駆動車のジープが砂埃を巻き上げて走り去っていくのを歯ぎしりする思い出見ていた。帰りは思いの外に早くキヤノンビルに着いた様に思う。
 エスカランテではガソリンを少し足してビジターセンターに寄ってみる。ここで明日にでも行こうと思っているデビルスガーデンについて聞いてみるとデビルスガーデン、ウン、それがどうしたのという表情の若い女性のレンジャーには閉口した。言いよどんでいると分かったのか州道12号を東へ5マイル行ったところで南へはいると後は12マイルほどで到着すると言うことであった。ノーマルビークルOKと聞くと大丈夫ということだった。そこで帰りながらこの南に入る道を探したがとうとう見つけることは出来なかった。
 行きがけに見ていたカフェKIVAに寄ってコーヒーを飲み用を足させて貰う。ついでにデビルスガーデンのことを聞いてみると親切に入る道の名前を教えてくれてHole in The Rock RDで標識もあるので間違えないと教えてくれた。行きすぎてもエスカランテで引き返してこんどは5マイルを基準にこの道を探して右折すれば間違いようがないと教えてくれた。これではエスカランテのビジターセンターの係員は形無しでまったくその用をなしていない様に思った。
 ここでコーヒーを飲んでゆっくりしたお陰で帰りは楽な気持ちで帰ることが出来た。昨日はボルダーから同じ道を帰ったが昨日の方が短かったが眠たくて困った。やはり長時間の運転は休み休みで運転しないと事故の元と認識を新たに今後の運転に気持ちを引き締めて心がけて運転することを誓う。
 

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