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ユタ・ワイオミング・サウスダコタ・コロラド州を一周30日間ドライブ旅行の記録
 6月26日、今日はデルタから60マイル近く離れているU−DigFossilへ化石堀に行く。朝いつもよりもやや早めの6時に起きる。ロビーで簡単にコンチネンタルブレックファーストを食べて8時過ぎには出発することができた。
 ホテルを出てメイン道路である国道6号線をただひたすら西へ向かう。65マイルの制限速度で車は少なく快適に走ることが出来た。地球の歩き方に書かれていた56マイルと57マイルの表示の間にU−DigFossilsの看板が右側に立っていると言うことであったがデルタを出るときがマイル表示が88マイルでその後だんだんと減っていくので57マイルの表示の向こうに看板があると推定して行くとその通りで57マイルを過ぎると大きな看板でU−DigFossilsと書かれているのを見つける。ここを右折して未舗装路に入る。ここから更に20マイルはこの未舗装路を走らなければならない。比較的道は良いがそれでも30マイルかせいぜい40マイル出せればいい方で未舗装路の20マイルはちときつい。それでも慎重に車を進めていけば時間の経過と共に自然に到着するものでこういったときには慌てずゆっくりというのが基本である。
 私たちが一番かと思っているとすでに3台車が待っていてその様子からプロの化石を商売にしている人たちと思われた。オフィスを聞いてみると先方を指さしてまだクローズであると教えてくれた。そのうち管理人が出勤してきて化石堀の受付が始まった。私たちは2時間のコースでお金を支払い場所を聞くとこの向こうということでバケツとハンマーを借りて早速に化石堀を始める。
 指定された場所に行くと最初は化石はどこにあるやらさっぱり分からずそこら中石ころだらけの瓦礫の山の様に見えた。ところがこの瓦礫の石を一つ一つ丹念に横に筋目の入っている方向にハンマーの刃の方を打ち当てると岩が見事に横一文字に割れてその中から三葉虫の化石が現れるという仕掛けである。ところがいつもいつも化石が現れることはなくて後は根気で数をこなしていかないとなかなかいい化石は見つからない。大小を含めて30位の三葉虫の化石を見つけて丁度11時半頃となったので化石堀を止めて事務所まで戻り化石の形を整えて持参の段ボール箱に貰った新聞紙で来るんで包装した。
 車まで帰って車の中で持参の昼食を食べる。外は非常に暑くとても外では食事をすることは出来ないが車の中で窓ガラスを開ければ涼しい風が入ってきて結構これはこれで食事をすることができる。しかし来がけに車が砂塵を巻き上げてその砂塵がどこから入ってくるのか車の中に張り付いていて車の中は埃っぽいことこの上ない。帰りは効果があるかどうかは分からないが前のガラスを全開にして風を思いっきり入れて未舗装路を走った。
 デルタまで帰り、デルタから国道6号線に入りその後州道132号でインターステート15号のインターチェンジがあるネピフィーまで行きここで昨日に食事をした様な店があることを期待していたら案の定インターチェンジの入り口の両側にガソリンスタンドがありその奥側に簡単な食事が出来る店屋がありそこで一休みした。
 ところがここで実に不愉快な出来事にあった。お店はウェンディーでよく知られた店で以前にも何度か入ったことがある店であるがここで飲み物のフロースティーを注文すると店の受注係のおばさんが我々の格好を見てスパニッシュとか何とかいって我々を馬鹿にした様な表情で品物を出してきた、確か前の人には機械で混ぜて出してきたのに我々の分はコーラとアイスクリームが全然混ざっていないものをそのままに出してきた。今までにどこの観光地でもこんな態度を受けたことはなく非常に不愉快であったが、考えてみればここは観光地ではなくてスパニッシュとか他の人種を見れば侮蔑の見方をするアメリカの田舎の一番悪いところを見た様な気がした。あまり気にしてもしょうがないがこういったこともあると言うことを今後についても認識した方が良いという事件であった。かといってお店にきている人たちまでそう言った目で見るかというと決してそんなことはなくて普通のお互いお店にきた客同士といった感じで特別不愉快ということは無かった。
 ソルトレイクへはI15で北上するがまもなくインターステートは3車線となり丁度夕方のラッシュということかソルトレイクまで20マイルはあると思われるのにその3車線ともに車が数珠繋ぎで、その上流れのスピードは70ないし75マイルでぶっ飛ばしていて緊張することこの上ない。ソルトレイクに入って一番右端を走ることにしていたらEXIT305へ出ることが出来る車線に乗ることが出来、無事EXIT305で降りることが出来た。
 ところがナビの指示通りの処に着いてみるとそこにはコムフォートインはあるがベストウェスタンはない。もう一度ぐるっと回ってみるがそれらしいものはない。これは困ったことになったと思い近くのガソリンスタンドで聞いてみるといつからかは分からないがここのベストウェスタンはコムフォートインに身売りしたとのこと、以前の私の予約が有効なかどうかはいってみなければ判らないので仕方なくコムフォートインの駐車場に車を止めてフロントで恐る恐るベストウェスタンのコンファメーションを差し出すとOKということで問題なくチェックインすることが出来た。一時はどうなることかと途方に暮れかけたが無事チェックインが出来、旅の終わりを何とか締めくくることが出来た。
 

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