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6月5日、羅臼へ移動
天気 晴れのち薄曇り
 今日は羅臼まで230kmの移動である。ペンションのご主人に実際の到着時間を聞いてみると5時間くらいではないかとのことでコムケ原生花園とコムケキャンプ場へ朝寄ってみて鳥の出次第で出発時間を決めることにする。

 朝食を早めに済ませてペンションを出発する。最初はコムケ原生花園で20分ほどで到着。何時もで迎えてくれるノゴマが今日も出てきて愛想をしてくれる。まったく付き合いのよいノゴマである。今日はコヨシキリは姿どころか鳴き声の方もあまり聞こえない。カッコウ、ツツドリを探すもこちらの方も全然姿を見せない。仕方がないのでキャンプ場へと向かう。入り口のところでは昨日の話ではオジロワシが二羽で出迎えてくれたとのことで注意深く両側の木を見ながら行ったが残念ながら今日はどこかへ行っているようだ

 キャンプ場では暫く野鳥を探してみたがカッコウ、ツツドリの声はするが姿を見ることが出来なかった。ほかの野鳥についても姿を見ることは出来なかった。ここで昨日会った鳥友とまた会って昨日のシブノツナイ湖の様子を聞いてみるとツメナガセキレイ、ベニマシコ、ノビタキが出たそうで今日も朝7時頃まではこれらの鳥がよく出たそうで朝早くなければだめということであった。ここで時間を費やしていては知床峠を5時までに通過できなくなると早々に出発する。

 網走を通過して程なく行くと小清水原生花園で丁度昼前となっていたのでここでお昼を食べる。ここは道端で寄りやすいこともあってか観光バスが次々と来ては降り、また次の観光バスが来るという具合で平日なのに大変な盛況であった。ここでまたオジロワシがとうふつ湖の上を暫く舞った上に岸辺に降りたのを見るが生憎と距離がある上に手前にヨシの枯葉が邪魔をしてオジロワシが降りた姿は確認できなかった。

 食事の後は暫く小清水原生花園を回ってみるがノゴマ、ノビタキと別に目新しいものはなかった。ホオアカも見かけるが距離があるためにぼやけた感じにしか撮影できなかった。知床峠は3時過ぎに到着でき、峠で暫くギンザンマシコを待ってみたがその気配はなかった。峠からの眺めはわが国の北方領土、クナシリ・エトロフがすぐ目の前に見ることが出来前回来たときには霧で全然見えなかった無念を晴らすことができた。羅臼には4時過ぎに到着旅館に入る。

 夜は今回の旅の最大といってもいいシマフクロウの撮影ができるという触れ込みの旅館わしの宿である。夕食を早めに済ませて待つことしばし突然にシマフクロウが一羽現れて魚を入れている川中のイケスに降り立った。暫くするともう一羽も現れて結局二羽ともに現れてくれる。完全に餌付けの状態で自然のままではないが世界的にも珍しいシマフクロを見ることが出来るということで非常に人気がある。何でも明日は観光バスが見学に入ってくるという事で我々は明日もここへ泊まることになっているがシマフクロウの撮影がどうなることか心配である。

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