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スイス25日間旅行の記録
 7月12日、ツェルマット滞在六日目。今日はこちらのピークパスが昨日で使い切ってしまったのでかねてより思っていたサースフェーに行ってみることにする。
 ネットで時間を調べていたがどれくらい時間がかかるか分からないためひとつ早めの7時39分発にする。単純計算で1時間早めに行けば向うに着くのを1時間早めることが出来る。
 駅まで来てみるとすでに列車は入っているようで切符を窓口で買う。フレキシーパスを見せて時刻表で調べたサースフェーに印をつけて見せると2人分の往復切符を発行してくれる。
 列車に乗り込んで空いた席を探して座るとその向かいの席にどうやら日本人の観光客らしい2人連れが座っていたので”こんにちわ”と声をかけるとやはり日本人であった。
 話をしていると同県人で話が進んでシュタルダンまではあっという間であった。抜け目なく今日のサースフェーへの行き方もことのついでに教えてもらい、われわれはシュタルダンでお礼を言って列車を降りる。
 聞いたとおりに駅前広場で待っているとサースフェーバスターミナル行きのポストバスがやってくるので、ツェルマットで購入したサースフェーバスターミナル行きの切符を見せて乗り込む。
 ポストバスはサースフェーへの道を高度をぐんぐんと上げて行く。程なくサースフェーの町並みが見えてきてバスターミナルについてびっくりで田舎の小さなバス停を想像していたが、立派な駐車場脇に鉄筋コンクリートで作られた平屋ではあるが立派なバスターミナルであった。
 さてここで教えてもらったとおり駅前のインフォメーションを見つけてミッテルアラリンへの行き方を教えてもらう。サースフェーの町並みを教えてもらった通り歩いて行ってみる。サースフェーの町並みはツェルマットとは若干劣るかもしれないが私の想像以上に立派な町並みであった。
 やっとゴンドラ乗り場を見つけて切符売り場で”ミッテルアラリン”と言うと係員が切符売り場の外側の道をさしてさらに”テンミニッツ”と言っている。見ると広い道がさらに奥へと通じているので、これをさらに10分歩いてようやくミッテルアラリン行きのゴンドラ乗り場にたどり着くことが出来た。切符売り場でフレキシーパスを見せて頂上展望台までの往復を2人分購入する。
 ゴンドラはすでに入っていて乗り込むとまもなく発車する。ゴンドラはぐんぐんと高度を上げてフェルスキンはまもなくである。フェルスキンでは一旦ゴンドラを降りて今度は世界一高いところを走る地下鉄といわれるメトロアルペンに地下トンネルを歩いて乗り込む。
 メトロアルペンを降りるとそこは標高3420mの冬の世界である。ここはグレイシャーパラダイスと違ってスキー客はほとんどいないようで観光客が大部分である。中にはすぐそばにあるアラリンホルン(4027m)に上っている登山者もいて展望台からその上っているさまを見ることが出来る。
 寒いので早々に撮影を済ませてさてどうしようかと周りを見ると展望台のちょうど風下になるところがピクニックオーケーとなっているようで一部の観光客が持参のもので昼食をとっていたので、われわれもその隣に座らせてもらっていつもの通りの昼食をした。
 いつもの通りといっても今日はお握りと違ってホットケーキを焼いてきていたので西洋風にそれにジャムやら蜂蜜をつけて食べた。デザートは昨日COOPで買ってきたアプリコットを一個丸かじりした。
 食事を済ませると後は一目散に来た通りにメトロアルペンに乗ってフェルスキンまで降り、フェルスキンからはゴンドラでサースフェーまで下る。ここで時間を見ると1時前でどうやら急げば予定の列車で帰れそうなので町並みをゆっくりウインドーショッピングしたそうな妻を急かせてバスターミナルへと急ぐ。
 バスターミナルでは予定通りの時間のバスに乗り込むことが出来、シュタルダンでも予定通りの列車に乗ることが出来、ツェルマットに3時過ぎに予定通り帰ることが出来た。しかし予定よりは1時間早く出てきていたのでもっとサースフェーで余裕があると思っていたが以外と時間がかかってミッテルアラリン展望台一箇所のみしか行くことが出来なかった。

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