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スイス25日間旅行の記録
 7月19日、ポントレジーナ滞在六日目。今日はモルテラッチ氷河を見てきました。モルテラッチへはレーティッシュ鉄道で二駅チラノよりに行ったところです。駅で降りると目の前がモルテラッチ谷で駅前にはレストランが一軒あるだけですが夏はなかなかの賑わいです。
 駅のすぐ目の前に見えるモルテラッチ谷へは車が通るような道が続いていて迷うようなことはありません。氷河の末端まで案内には徒歩で50分と書いてありますがわれわれは行きは一時間以上をみています。
 上がるにつれてまず一番に1900年にここまで氷河があったという標識が立っていてそれから上に10年ごとに2000年まで如何に氷河が後退していったかを標識をそれぞれつけて見て判る様にしています。これを見ると如何に地球の温暖化が進んでいるかが如実に判るようになっていて学習の教材になっているのも頷けます。
 氷河の末端までたどり着くと後退しているとはいえモルテラッチ氷河の荒々しい末端が目の前に立ちはだかり自然のすごさを感じさせてくれます。これが氷河が後退していなければさらにすごさを見せてくれたと思い残念でなりません。
 ここでゆっくりするつもりでしたが次の列車に間に合いそうなので早々に降り、こんどはポントレジーナの次の駅プントムライユの駅まで行きここでケーブルカーでムオタスムライユ展望台に上がりました。
 ここのケーブルカーは歯車で上がるものではなくて二つの列車をロープで天秤のようにして互いに上がったり下りたりする式で急勾配をものともせずに上の展望台まで観光客を上げていました。
 先日いったフルチェラス展望台と同じような感じで標高といい家族連れが非常に多い点といい非常に似ているところがありました。しかし眺望はこちらのほうがはるかにいい様でサンモリッツの町並みが目の下に見えるので今の時期はサンモリッツの夜景を見るために夜の10時までケーブルカーが運転されるそうですが私たちは帰りの足のことを考えて昼間にあがってみました。

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